・・・確かに、世の中、

絶望したくなるようなことはたくさんある。

自分に目や耳がくっついていなければ、

どんなにいいだろうと思ったこともある。

でも、泣きたくなるくらい綺麗なものだって、

たくさん、この世にはあった。

胸がしめつけられるくらい素晴らしいものを、

わたしは見てきた。

この世界が存在し、

少しでもかかわりあいになれたことを感謝した。

カメラを構え、シャッターを切る時、いつもそう感じていた。

わたしは殺されたけど、この世界が好きだよ。

どうしようもないくらい、愛してる。

だからきみに、この世界を嫌いになって欲しくない。

今ここで、きみに言いたい。

同封した写真を見て。きみはいい顔をしている。

際限なく広がるこの美しい世界の、

きみだってその一部なんだ。

わたしが心から好きになったものの一つじゃないか。







Saki Yukimura.







乙一さんは、間違いなく天才です。
GW中に久々に本を読んだ。

乙一サンは、名前だけは前から知ってたけど、

面白いねー!コレ。

本に詳しい人ではないから、

あんまうまく説明できないし、

そんな事見てる人に望まれてるとも思わないから(笑)、

最初は退屈かと思いつつも、

中盤からのめり込むように読んでしまいました、

途中から引きずり込まれてく内容ですよ、

とまで言っときます。

なんとなく、人間は暗闇を恐がるけど、

もっと親しみを持つべきだなと。

電気で照らしたトコで、

明るくなるけどそれがなんなんだと・・・。

思うような作品ではないけど(え)

オレはそう思いました。